★コリと痛みの原因と法則★

肩がコル、腰が痛い・・・・。
昨日アレをしたから痛くなったのか?その様な見当は、自分で付けられるでしょう。
しかし、筋肉や関節がどうして痛くなっているのか、本当の原因は良くわかりません。
原因をきちんと理解し、不調のない体を手に入れたいとは、誰もが望んでいる事であり、それは私も同様です。

★コリと痛みは、筋肉や関節が原因の場合も!?★

体のコリや痛みは、日常生活の中で誰もが感じる普通の事。
実は、この原因は一つではなく、いくつかの種類と段階があります。

@第一の原因として考えられる「炎症」

直接的な原因で、目で確認可能な表面上の炎症や、目では確認不可能な体の内部の炎症が原因となっている。
炎症が原因の痛みは、炎症を治す事で解消する事が可能。

A第二の原因として考えられる「筋硬結」

筋硬結が原因で起こる痛みは、慢性的な事が多いのが特徴。
筋肉疲労や張りが原因となっている為、筋肉疲労や張りを取り除く事が出来れば、コリや痛みもなくなります。

B第三の原因として考えられる「関節の疲れやストレス」

特定の関節の使いすぎ、逆に全く使わない為に生じます。
関節が原因の疲労やコリは、使いすぎた関節を正常な状態に戻すか、使用されていない関節を、適度に使用する事で解決可能。多くのコリと痛みの原因は、単純に限定出来る事ではありません。

大抵、第二の原因と第三の原因が密接に関わり合い、コリや痛みを生じさせている事が多いです。

★痛い部分が原因とは限らない。関節周辺の筋肉にも注目する事★

肩が痛い、肩がこったという場合を考えてみよう。
特に、そのコリや痛みが慢性的な場合、原因は肩ではない場合があります。
肩に関与する様々な筋や他の関節を理学的に検査すると、「肩甲骨→肋骨→胸椎→腰椎→骨盤」といった、肩関節に連動する関節の柔軟性が、必ずと言って良いほど低下しています。
そこで、これらの関節の動きを促すと、治療前まで硬くなっていた肩が柔軟性を取り戻し痛みも大幅に軽減されます。

膝に痛みを感じるという場合、膝につながっているハムストリング(大腿二頭筋など、モモの裏側の筋肉)に緊張が見られる事が多く、その原因として、股関節や仙腸関節など、骨盤周辺の関節があまり稼働していない事があります。
骨盤の関節を適度に稼働させ、ハムストリングの緊張を取り除く事で、ヒザの痛みを大幅に軽減する事が可能。

必ずしも、コリや痛みを感じる部位に、その原因があるとは限らず、肩なら肩だけ15分など、クイックマッサージが流行していますが、それは一時的には楽になるかもしれませんが、また症状が元に戻ってしまう事が大半であり、
私はオススメ致しません。

★ストレスも、コリや痛みの原因★

心理的なストレスも、コリや痛みの原因となります。
例えば、朝に自然と起きるのではなく、目覚まし時計で無理矢理起きる事も、人間にとってはストレスになります。
会社や学校での人間関係や「こうしなければならない」という強迫観等、様々な精神的ストレスも、コリや痛みの大きな要因となります。

(ストレスで、コリや痛みが生じるメカニズム)

精神的ストレスにより、交感神経が興奮し、血管が縮む事で、筋肉の血行が悪くなり、筋肉上にコリや痛みが生じます。更に、その筋肉の周辺の関節や筋肉の緊張を高めてしまい、症状がひどく出る様になります。精神的ストレスによるコリや痛みを改善するには、自律神経を整え、心機能を活発にし、血行を良くする事が必要です。
そこで、ジョギングやサイクリングなどを行うと、この種のコリや痛みは驚くほど改善されます。
また、もっと簡単な方法として、夜に寝て朝に起きるという規則正しい生活リズムを作り、
それに従う事。正しい睡眠を取る事が、コリや痛みの予防、改善につながるのです。


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